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時計が読めない2年生:どこでつまずいているかの見分け方

1年生で時計の読み方を習ったはずなのに、2年生になってもあやふやなまま。ひと口に「読めない」と言っても、つまずいている場所は子どもによってちがいます。場所が分かれば、練習することもしぼれます。

「読めない」の中身は、主に4種類に分けられます

つまずきよくある答え方の例
短い針の読みまちがい4時50分を「5時50分」と読む
長い針の数字をそのまま分にする4時25分を「4時5分」と読む
小さい目もりが数えられない4時37分を「4時35分」や「4時40分」と読む
「○分後」になると分からない8時50分の20分後を「8時10分」と答える

1人の子が2つ以上かかえていることもあります。順番に見ていきます。

短い針の読みまちがい:次の数字を読んでしまう

よく見られるつまずきの一つです。短い針は、時間がたつにつれて少しずつ次の数字へ動いていきます。4時50分ごろには、短い針はほとんど5のところにあるので、5時と読んでしまうのです。

この子に必要なのは、「短い針は、通りすぎた数字を読む」というきまりです。4と5のあいだにあるうちは、5にどれだけ近くても4時。長い針が12をこえて一周したときに、はじめて5時になります。

長い針の数字を、そのまま分にしてしまう

長い針が5を指していると「5分」、7なら「7分」と読む子もいます。短い針の数字は「時」とそのまま同じなので、長い針も同じだと思いこんでいるのです。

この場合は、長い針の数字1つ分が5分であることを、あらためて確かめます。文字盤の外側に「0、5、10、15…」と書きこんだ時計で読む練習から始めると、つながりが見えやすくなります。くわしい教え方は「長い針の「5・10・15…」が分からない子への教え方」にあります。

小さい目もりが数えられない

5分きざみは読めるのに、37分のような時刻になると近い5の倍数で答えてしまうパターンです。目もりが細かく、どこから数え始めればよいかが分からなくなっています。

「長い針の手前にある数字を、まず5とびで読む。そこから小さい目もりを1つずつ足す」という手順を、指でなぞりながら練習すると落ち着いて数えられるようになります。7なら35分、そこから目もりを2つ進んで37分、という具合です。

「○分後」になると分からない

いまの時刻は読めても、「20分後は?」と聞かれると止まってしまう子もいます。長い針が12をこえると「時」が1つ進むことが、頭の中でうまく動かせていないのです。2年生で時間の単位、3年生で時刻や時間を求めることを習うので、この段階でつまずくのは珍しくありません。教え方は「「○分後・○分前」の教え方」にまとめています。

見分けるための5つの質問

家で本物の時計か、紙の時計を使って、次の順に聞いてみてください。どこで止まるかで、つまずきの場所が分かります。

  1. 3時ちょうど(長い針が12)を見せて「何時?」
  2. 4時半を見せて「何時何分?」 → 5時半と答えたら、短い針の読み方を確認
  3. 4時25分を見せて「何時何分?」 → 4時5分と答えたら、長い針の5とびを確認
  4. 4時37分を見せて「何時何分?」 → 35分や40分と答えたら、目もりの数え方を確認
  5. 8時50分を見せて「20分たったら何時何分?」 → 8時10分と答えたら、12をこえるときの動きを確認

聞くときは、テストのような雰囲気にしないことが大切です。「おうちの人にも教えて」「どうやって読んだの?」と、子どもに説明してもらう形にすると、どう考えているかも一緒に見えてきます。

つまずきの場所が分かったら、その1か所だけを短く練習します。全部を最初からやり直す必要はありません。

1分きざみの「なんぷん」の練習には、無料ゲーム「とけいの ほしあつめ」の「なんぷん」コースが使えます。まちがえたときは、どこを読みちがえたかを1行で表示します。

出典

文:こたえや編集部

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